隔週土曜日に先生に来て頂いて、書道を教えて頂いています。

楽しく稽古を続けていけるようにと、面白い課題を与えて頂いています。

このごろでは、般若心経の写経をさせて頂きました。無の論理で否定に否定を重ねることで、返って絶対肯定の立場が垣間見えるように思われます。

さて、般若心経と言えば、私には学生時代に読んだ埴谷雄高を思い出します。その「死霊」は未完に終わりましたが、最終章に釈迦と対峙することになる筈だった大雄こそがそれであったと思われます。この小説は訳が分からなくなりすぎて最初は全然読むことができませんでしたが、何かしらわかるようになり、読めるようになってきたと思った頃には、その影響力は決定的に逃れがたいものとなっていました。埴谷氏によって、文字というものの広がりと奥行きに改めて目を開かされた学生時代を思い出します。

丁稚1年目 内藤

 

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