秋山木工で働く職人へインタビューを行い紹介していきます。

今回紹介するのは山本眞暢さんです。

静岡県生まれの山本さんは地元の工業学校を卒業後に秋山木工に入社しました。

丁稚2年目、3年目、4年目で技能五輪の家具部門で銀メダルを3回受賞 。その後、4年間職人として丁稚の指導にあたっています。

さらに腕を磨く為に武者修行として、北海道の「匠工芸」様に3年間お世話になり、再び秋山木工に戻り、現在は工場長として陣頭指揮にあたっています。

山本さんへのインタビュー

秋山木工の魅力は?

秋山木工は、注文家具の製作が主ですので、同じものを作らないことが多いんですね。

ですので、やる度、やる度に新しいことをやれる楽しみがあります。

ずっと同じことを繰り返していないので、常に「新しいこと」を考え、「新しいやり方」を考え、「新しい方法」を考えて考え続けないといけない。そういうところは楽しいです。

更に、自分の作った家具が形になりお客様のところに納品されるその最後の瞬間まで見に行くことができる。現場の取り付けに行くこともあるので、「こういうところに収まるんだな」とか「こういう人がいるとこに自分の家具が使われるんだな」とか、現場が分かるのはいいところです。

丁稚修行について教えてください

一番思うのは、「自分の目標」をもっていないと辛い。「家具を作ることが上手くなりたい」とか「ちゃんとした人間になりたい」とかしっかりと目標をもってる人は、社長がいう恋愛禁止や携帯を持つなとか言われる前に自制すると思います。

自分は「凄くいいモノを作りたい!」というのがあった。100年、200年保つ、家具を作りたいと思っていたし、色んな人から「これはすごい!」と思われるものをつくりたい、そういう人になりたいという思いはありました。

秋山木工は、先輩や上の人が教えてくれるのが良い所だと思います。道具の研ぎ方、家具の作り方、社長からは人間性、その一つ一つを1から教えてもらえます。よその会社では1から教えることはあまりやらないので。

自分は秋山木工を卒業して4年ほどよそにいましたが、そこでは人に教えることはほとんどありませんでした。「見て覚えろ」という会社です。

やる気があって「やれる人」「見て覚えられる人」はそれでもいいんですよ。だけど、そうじゃない人には辛い環境です。選ばれた人しかできない仕事になってしまいます。実際に、そういう人ばかりではありません。

基本的なところから教えてくれるのは、秋山木工のいい所なのかなと思います。

山本さんにとって「秋山木工」とは?

一言で言うと、「人生の出発点」です。自分の目標を持ち家具を作りたい人、一流になりたい人がスタートする場所。たとえ、別の会社にいっても、秋山木工で学んだことは通用するので。

自分の中では、いい人生だなと思いますし、いい12年だったなと思っています。

この記事をシェアする